新潟県上越市 高田駅すぐそば 「さいとう眼科医院」
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さいとう眼科医院 > コンタクトレンズユーザーが知っておくべき事 その1
角膜内皮細胞は角膜の内側にあって、角膜を透明にする働きをしています。
コンタクトレンズの使用により誰でも、局所の低酸素が原因で角膜内皮細胞が減少(死滅)します。
普通一般に、人は 3,000個 / mm2 以上の細胞を持って生まれて来ますが、年齢と共に減少します。増えることはありません。
コンタクトレンズを装用すると細胞の減少(死滅)する早さが加速します。
内皮細胞が死ぬ時の自覚症状は有りません。また内皮細胞は再生する事も有りません。
減少の早い人は、わずか1年で 500個 / mm2 も内皮細胞が減少した患者様がおられます。
学会では、1,500個 / mm2 がコンタクト装用の限界と言われています。1,000個 / mm2 となると角膜が濁りはじめ角膜移植の検討を要します。
ただ若い方はこの限りではなく、将来の自然減少を考慮すると 2,000個 / mm2 でも危険域と考えられます。
コンタクトメーカーや販売店はこの重大な事実に触れる事無く、コンタクトレンズを宣伝販売しています。リスクについては沈黙しています。
よって一般のユーザーは全く角膜内皮細胞の事を知りません。
「コンタクトは安全だ。具合が悪くなったら眼科に行けば良い。」と考えている方が大多数です。
そしてある日、眼科に行と「内皮細胞が減っていています。コンタクトは止めましょう。これ以上使うと将来角膜移植になります。」と言われ、肩を落として帰る事になります。
角膜内皮細胞は減ってしまってからでは手の打ちようが有りません。再生しません。
眼科で定期検診を受け、おおよその内皮細胞数を知った上でコンタクトレンズを使用される事が大切です。
初診時およびコンタクトレンズ定期検診において、角膜内皮細胞検査は必須ですが、現時点では、コンタクトレンズ装用者の角膜内皮細胞検査は、健康保 険の適用が有りません。
従って、通常では、この検査を受ける事は出来ません。
当院では、こちらで継続的にコンタクトレンズを購入している方に、角膜内皮細胞検査を無償で行っています。
どうぞご利用下さい。